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安全で効果的な避妊手段:避妊インプラントとは??

2024-06-14 Uncategorized

サマリー

あたらしい避妊方法である「避妊インプラント」について紹介したいと思います。日本ではあまり聞き馴染みのないものですが、実は、世界的にはよく使われている方法です。

避妊インプラントとは

避妊インプラントは、二の腕の皮下脂肪に専用のデバイスを埋め込む手術で、保険がきかないため8〜12万円程度の費用がかかりますが、一度挿入すると、3年間有効なものです。避妊をやめたいときは、デバイスを取り出せば大丈夫です。

日本での避妊方法

そもそも、日本では、避妊方法といえば、以下のような方法が一般的です。

しかし、これらにはピルの内服忘れやコンドーム着用方法によるトラブルなどの問題点があります。

避妊インプラントという選択肢

避妊方法の選択はその人に合ったものを見つけることが不可欠です。その中でも、避妊インプラントは、二の腕の皮下に埋め込むことで約3年間、99%もの高い避妊効果を発揮し、月経困難症の改善にも役立ちます。挿入している間はプロゲステロン(黄体ホルモン)が放出されるため、体内のホルモンバランスが変化し避妊が可能になります。これは、避妊手段の中でも最も高い効果を持つものの一つです。また避妊インプラントは、使用後に即座に避妊効果が得られ、妊娠を望む時には簡単に取り外すことができます。抜去後、早ければ1週間ほどで妊娠が可能となります。

ピル飲み忘れの心配が解消

避妊インプラントは、避妊の効果だけでなく、経口避妊薬(ピル)のような毎日の服用を必要とせず、避妊効果が続く期間が長いため、心配がありません。また、インプラントは二の腕の内側の目立ちにくい場所に挿入するため、プライバシーを守りながら避妊を行うことができます。

ピル内服ができない方にも可能

低用量ピルには、プロゲステロンのほかにエストロゲン(卵胞ホルモン)という2つの女性ホルモンが含まれています。 エストロゲンには血栓症のリスクがあるため、肥満症の方や喫煙者の方などは、低用量ピルの服用がむずかしいケースがあります。しかし、避妊インプラントにはプロゲステロンしか含まれておらず血栓症のリスクをつくらないため、低用量ピルの服用が難しい方も使用が可能です。

避妊インプラントのリスクや副作用

まれにインプラント挿入時に痛みがでることがありますが、通常は数日で軽減されます。また、月経変化や頭痛、乳房の敏感さなどの副作用が報告されることもありますが、これらの症状は通常軽度で一時的です。肥満症の方(BMIが25以上で健康障害を伴うと診断された方)は、避妊効果持続期間が短くなる可能性があります。該当の方は診察時に医師にご相談ください。

最後に、避妊インプラントは医療機関での専門家の指導のもとで挿入することが重要です。正しい挿入法と注意点を理解することで、最大の効果と安全性を得ることができます。適切なフォローアップと定期的な医師の診察も避けてはならない点です。

ゼロマチクリニック天神では、避妊インプラントの導入と管理に関して、受診者の皆さまへご提供しています。私たちは、皆さまのニーズに合わせた適切な避妊方法を提案し、安心して避妊効果を得るためのサポートをします。

この記事が避妊インプラントについての理解を深める一助となれば幸いです。ご質問や詳細な情報が必要な場合は、クリニックまでお気軽にお問い合わせください。

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