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HIV感染症 / AIDS

概要

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染が原因で、後天性免疫不全症候群を発症します。体内の免疫機能が破壊され、免疫機能が下がってしまいます。現時点で完治はできませんが、早期に適切な治療を行うことで、良好な経過をたどる慢性疾患になっています。

原因

主に3つありますが、性行為によって感染するケースが多くなっています。傷口や粘膜からウイルスが血液内へ侵入することによって感染します。2つ目に、血液による感染では覚醒剤の回し打ちにより感染する危険性があります。3つ目は、母体からの母子感染があげられます。

症状

感染から数週間でウイルスが体内で急激な増殖を始めるため、発熱を伴った喉の痛みやだるさが現れます。その後、無症状の期間が数年続きますが、その間で免疫力は徐々に低下して行き、急激な体重の減少や下痢・寝汗を伴います。

検査・診断

体内のHIV抗体の検査を採血によって行ます。保健所などで、匿名かつ無料で受けることもできます。

治療

ウイルスの増殖を抑える内服になります。診断後は専門の治療機関へ紹介をすることになります。

予防/治療後の注意

不特定多数との性交渉を避けることが大事です。接触がある際は必ずコンドームの着用をしましょう。正確なHIV感染の情報を知ることで予防につながります。

参考/引用

国立感染症研究所 エイズ研究センター