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病気でもないのに「患者さま」って呼ばれるのに違和感ないですか?

病気でもないのに「患者さま」って呼ばれるのに違和感ないですか?

2021-04-26 Uncategorized

目次

  1. クリニックに行くのは病気の場合だけ?
  2. 「患者さま」と「お大事に」のワンパターン
  3. 患者第一ではなく、受診者第一

クリニックに行くのは病気の場合だけ?

熱が出た、胃が痛くなった、風邪を引いたなど、多くの場合には、クリニックに行くのに普段と違う体の不調を抱えていることでしょう。でも、それだけでしょうか?

例えば、インフルエンザや新型コロナウイルスのワクチンを接種する場合や、何か異変が起こっていないかをチェックする健康診断を受けたりその結果の説明を受けたり、花粉症の季節に先駆けて予防措置を講じたりと、必ずしもその時点では病気になっていないこともあります。

また、慢性的な疾患を抱えている人の場合、検査・診察・薬剤の処方箋を受け取りに行くことがルーティン化している人にとっては、それが日常的なことであって「特別なこと」ではないと思われていることもあります。

「患者さま」と「お大事に」のワンパターン

病気にかかっている人、罹患している人を患者とするのはごく自然なことです。けれども、医療の世界では病気にかかってはおらず、健康な人も含めて医療機関を訪れる人を一律に「患者」と呼ぶことが習慣化しています。習慣となっていることなので、なんとなくそういうものかな、と思われているようです。

その習慣は見直してもいいのではないか、という考え方があります。どういうことかというと、これからの医療は「病気にかかった人を治療する」と同じぐらい「病気を予防する」「病気へのリスクを軽減する」「心身の状態を維持する」ことへの責務があるわけで、医療機関を訪れる人のことを、病気にかかった人を意味する「患者」と一括りにしてしまうことは適切ではないというものです。

患者でない言い方として依頼人を意味する「クライアント」というコトバが英語圏では流通しており、それを流用する形で、クライアントと呼ぶ医療スタッフも多数派でないながらいます。

クライアントというのは、弁護士などのエージェント(本人に成り代わって業務を行う人、業者)に仕事を依頼する人や組織に対して使われます。ただ、クライアントという呼び方はビジネスの世界以外では日本語としてなじみがなく、意味がとりにくいという現状があります。

病気にかかっている人をいたわる挨拶として「お大事に」、「お大事になさってください」があります。これも、クリニックや病院などの医療機関では帰るときに、判で押したように言われています。これも習慣化されていますが、例えば予防注射のためにクリニックに行ったときに「お大事に」と言われたとたんに、ふと自分は体調が悪くてきたのではないのに、病気の時と同じ言われ方(しかも医療機関特有の)をしているのが、、ふと気になる人もいるのではないでしょうか。

患者第一ではなく、受診者第一

ゼロマチクリニック天神では、来院される方を統一的に「受診者」と呼ぶことにしています。病気にかかっていることがハッキリしている場合には「患者さん」と呼ぶこともあるかも知れませんが、「受診者の方」という言い方を基本とします。

「患者第一」を標榜するクリニックは少なくありません。けれども、その多くは「患者様を大事にしよう」というレベルにとどまっています。クリニックに来た人の受診者体験を良くするとはどういうことかを考え、そのための仕組みをつくり、スタッフ全員が受診者体験の向上を目指して行動をする、ということをゼロマチクリニックでは徹底しています。

ゼロマチクリニックでの受診体験

ゼロマチクリニック天神では、一貫した受診者ファーストの理念のもと、新型コロナ渦でも安心して来院できる仕組みをはじめとし、土日診療や夜20:00までの診療時間、診察後すぐ薬局に行けるなど、 数多くの工夫を施しております。

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