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クリニックがペーパーレスにならない裏事情。ペーパーレス化はむずかしい?!

クリニックがペーパーレスにならない裏事情。ペーパーレス化はむずかしい?!

2021-04-08 Uncategorized

目次

  1. クリニックがペーパーレスになることのメリット
  2. ペーパーレスの要、電子カルテ
  3. ペーパーレスが進まない理由

クリニックがペーパーレスになることのメリット

ペーパーレス化への取組み程度は、企業の業種業態によってさまざまですが、医療においても決して進んでいるわけではありません。とりわけ医療施設としては小規模のクリニック(一般診療所)では概ね遅れています。

でも、紙がなくなることでどんなメリットがあるのでしょうか?ペーパーレスの本質は、アナログデータからデジタルデータへの移行にあります。物理的な紙から電子的なデータに置き換わることで、データが一元的に管理しやすくなります。また共有もしやすくなります。そのことで大幅な労力の削減、すなわちコストの削減にもつながります。

例えば、紙に記載されたデータを保存する場合、それを遠く離れたところで参照するためには文書複製をし、時間とコストをかけて輸送する必要があります。一方で電子データは即時に送れますし、重さがないので輸送コストが発生しません。また紙に比べて様々なデータの解析がしやすいのもペーパーレス化のメリットです。

一方で紙での文書作成には何もメリットがないのでしょうか?紙での文書作成は、紙と筆記具以外に何も必要とせず、作成したらそれを相手にすぐに渡して情報共有ができます。とりわけ世代間で差があったり、個人差が大きかったりするのがデータ入力の速度です。手書きの方が断然早い、という場合にはそれがボトルネックになります。クリニックの場合は院長が、データ入力を苦手としていると、文書作成段階での作業効率が上がらないことになります。

ペーパーレスの要、電子カルテ

クリニックで作成される文書の中で最も重要なものは、診療録(カルテ)です。このカルテこそが、クリニックのペーパーレス、言い換えれば文書のデジタルデータ化の要となります。電子カルテの導入がなされれば、診療に基づくレセプト(診療報酬明細)の作成という手間のかかる仕事が効率化されます。

電子カルテを中心として、検査データなど各種のデータが一元管理されることで、スタッフ間の情報共有が容易になり、医療現場の作業効率もあがります。また、電子カルテに記載されている診療情報などを、ディスプレイで受診者に投影して説明できれば、説明力が増します。

ペーパーレスが進まない理由

クリニックへの電子カルテの導入率は約42%といわれています。ペーパーレスが進まない理由は、費用の問題ももちろんあります。他のサービスや機器と同様、費用対効果が望めなければ導入は進みません。そして、当然ながら、どのような効果を期待するのかが明確になっていることも必要です。

導入目的が作業効率の場合、人件費よりも電子カルテの導入のほうがコストを抑えられることがわかったとしましょう。それでも進まない場合としては、機器やデータの使いこなし、いわゆるITリテラシーの問題があります。あるいは、何かがわからなかったり十分なサポートを得られない場合などには、電子カルテが使えない、といったリスクを抱えます。

それでも電子カルテを中心とした、ペーパーレスが徐々にではあっても浸透してきている背景には、やはりそれによる恩恵が大きいことがあるでしょう。

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