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産後ママのメンタルを守る!「産後うつ」の対処と予防法

産後ママのメンタルを守る!「産後うつ」の対処と予防法

2024-06-25 Uncategorized

赤ちゃんの誕生への期待や喜びとは裏腹に、産後の気分の落ち込みは誰にでも訪れる可能性があります。今回はマタニティブルーズ(産褥ブルーズ)や産後うつの予防策、対応などをご紹介します。

1. 4人に1人がお産後に「気分が落ち込む」
2. こんな症状があったら要注意
3. 「産後うつ」かも?どうしたらいいの?
4. 産後うつを予防するには?「頑張らなきゃ」は禁物
5. 産後うつを簡単にチェックするには?
6. 産後うつは誰でもかかる病気

1. 4人に1人が産後に「気分が落ち込む」

産後は、育児による睡眠不足、子育てや家事の負担、環境やカラダの急速な変化によって、マタニティブルーズや産後うつになりやすい状態です。マタニティブルーズ(専門用語)は産後3~10日の間に起こる、気分の落ち込みや涙もろさ等の情緒不安定な状態です。産後ママの約30%(4人に1人以上)が経験するといわれています。マタニティブルーズの多くは2週間以内に自然に改善します。ただし、マタニティブルーズの約5%が産後うつになったとの報告もあるので要注意です。2週間経っても情緒不安定な状態が続く場合は産後うつの可能性があるので、専門家に相談してください。

2. こんな症状があったら要注意

憂うつ、無気力、いらつき、食欲低下、不眠、体の不調など様々な症状として出現します。産後ママの10人に1人が産後うつになると言われています。それぞれ程度の差はあれ、よくある症状のため、自分で気づきにくいこともあります。以下のような症状が続いている時は、心の負担が大きくなっているしるしです。保健師、助産師、産婦人科医などに相談してください。

3. 「産後うつ」かも?どうしたらいいの?

産後うつ」かも?と思ったら「休む」ことが1番大切です。頑張り過ぎているママが多いため、まずは授乳・育児・家事をママ以外の人が担当するように調整が必要となります。これらの調整をママ1人で行うのは難しいです。育児で24時間ずっと気を張り詰めているため、預かりサービスや産後ケア施設などを使って休憩をとることが大切です。困った時は地域の保健師さんや助産師、産婦人科医に相談しましょう。産後ケア施設や市町村のサービスを上手く活用することがポイントです。

4. 産後うつを予防するには?「頑張らなきゃ」は禁物

産後うつの予防には「頑張り過ぎない」ことが1番大切です。ところが、「頑張らなきゃ」と思っていなくても、どんどん自分が追い込まれる状況に陥ってしまうのが子育てです。子育ては、ママ1人で行うのは本当に大変です。市町村の子育て支援センター、NPO、民間の育児・家事支援サービスを上手く活用することが大切です。

5. 産後うつを簡単にチェックするには?

産後うつは、自分自身では気づくことができません。そこで産後2週間、4週間健診の時に、エジンバラ産後うつ病質問票を使ってチェックするようになってきました。これは10個の質問に答えるだけの簡単な検査で、NPO団体のWebサイトでも数分/無料でチェックできます。
質問票はこちら:特定非営利活動法人 きずなメール・プロジェクトHP
合計点数が9点以上であったり、質問10がYesの方は、ママの負担が大きくなって心が悲鳴を挙げている状態です。この状態が続くと産後うつになってしまいます。
簡単な検査ですが、自分自身で気づかないからこそ、定期的にチェックして疑うこと、相談すること、自治体などからサポートを受けることが重要です。

6. 産後うつは誰でもかかる病気

産後うつを放置しておくと自殺や子どもの虐待につながるので本当に要注意です。
逆に言えば、産後うつは、ちゃんと治療すれば必ず治ります。1人で頑張り過ぎず、体や心が悲鳴を挙げていたら、休むことが大切です。1人で解決することは非常に難しいので、困ったら保健師、助産師、産婦人科医に必ず相談してください。


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