2023年は新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、医療体制や感染対策(マスクの着用・行動制限など)が緩和傾向となりました。ここ数年インフルエンザの患者数は、感染対策の効果もあり少数にとどまっていましたが、今年はインフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行(ツインデミック)が例年以上に懸念され、厚生労働省からも同時流行に備えた対応(本記事「2.」に掲載)が呼びかけられています。
1. インフルエンザと新型コロナウイルスへの感染予防の見直し
2. インフルエンザと新型コロナウイルス同時感染に備えた準備
3. 新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時接種できます
4. 2023/2024年シーズンのインフルエンザワクチン接種について
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことに伴い、私生活・職場・通勤時などにおいても、マスクの着用や手指消毒は個人の判断で行うなど、昨シーズンまでの感染予防とは状況が大きく変わっています。インフルエンザと新型コロナウイルスの感染者が増加している今、一人一人ができる基本的な感染症予防について、改めて見直しが必要です。
公共機関利用時、医療機関や高齢者施設への訪問時など、ご自身の感染予防だけでなく、周りの方へ感染予防として、状況に応じた感染予防を心がけましょう。
今年はインフルエンザと新型コロナウイルスの同時感染が懸念されており、実際に感染拡大となった場合は医療機関の発熱外来がひっ迫する可能性があります。医療機関にかかりづらくなる前に、事前の備えが大切です。厚生労働省から公開されている「新型コロナウイルス・季節性インフルエンザ同時流行に備えた対応」について要約すると、以下の内容となります。
「ワクチンの同時接種」とは、同一人物が2種類以上のワクチンを同時に接種することを言いますが、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時に接種することができます。
以下、厚生労働省 新型コロナワクチンQ&Aより引用
「新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能です。それぞれ単独で接種した場合と比較して、有効性及び安全性が劣らないとの報告があること等を踏まえ、2023年7月22日開催の審議会において議論された結果、実施が可能となりました。」
ただし、インフルエンザワクチン以外のワクチンは、新型コロナワクチンと同時に接種できません。互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
ゼロマチクリニック天神では、インフルエンザワクチン接種を実施します。
予約開始:2023年10月5日(木)より
予約方法:ゼロマチクリニック天神 WEB予約
参考資料
厚生労働省 新型コロナウイルス・季節性インフルエンザ同時流行に備えた対応
厚生労働省 新型コロナワクチンQ&Aより新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種について