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エラワンとは?120時間まで内服できる?緊急避妊薬の効果と使い方を解説

2024-08-12 Uncategorized

エラワンは、避妊が不十分だった場合に使用される緊急避妊薬(アフターピル)です。避妊に失敗したと感じた際や、避妊手段を用いなかった場合に、妊娠を防ぐために用いられる薬です。エラワンの主成分である「ウリプリスタール酢酸エステル」は、排卵を抑制し、受精卵が子宮内膜に着床するのを防ぐことで避妊効果を発揮します。

エラワンの特徴と有効期限

エラワンの最も大きな利点は、性行為後120時間以内(5日間)に服用すれば避妊効果を得られる点です。従来の緊急避妊薬である「ノルレボ(レボノルゲストレル)」は72時間以内の服用が求められていますが、エラワンはさらに長い時間の猶予があるため、急ぎの対応が難しい場合にも安心です。また、エラワンは体重が多い女性(BMIが30以上)でも効果が落ちにくいことが確認されています。これにより、幅広い女性が安心して使用できる薬剤として注目されています。

エラワンとノルレボの違い

エラワンとノルレボには、避妊効果が持続する期間や避妊成功率に違いがあります。エラワンは、性行為後120時間以内に服用することで高い避妊効果を得ることができ、特に服用タイミングが遅れても効果が期待できる点で優れています。一方、ノルレボは72時間以内の服用が求められますが、早期の服用で高い効果が期待できる薬です。

エラワンの服用方法

エラワンは、性行為後できるだけ早く、120時間以内に1錠服用します。水またはぬるま湯で服用し、服用するタイミングが早いほど高い避妊効果が期待できます。なお、服用後3~7日以内に消退出血(生理に似た出血)が起こることが一般的ですが、周期がずれることもあります。次回の月経が起こることを確認できれば避妊はうまくいった可能性が高いです。順調に次回月経がこない場合は妊娠検査を行うことや医療機関への受診が推奨されます。

副作用と注意点

エラワンの副作用として、頭痛、吐き気、腹痛、倦怠感などが報告されています。これらの副作用は、発生したとしても24時間以内に軽減しますが、まれに吐き気によって薬を吐き出してしまうことがあるため、必要に応じて吐き気止めの併用が推奨されます。なお、内服後数時間以内に吐いてしまった場合は、薬の効果が期待しにくいため、再度内服が必要になってしまいます。

また、エラワンは日本国内未承認の薬剤です。海外製(医薬品副作用被害救済制度非対象)であるため、当院では国が定めた正しい手続きを経て入手・使用しています。輸入については代理店であるドクターズファーマシー等を通じて行っております。

エラワンの入手方法

エラワンは、正しい手続きを経て輸入した医療機関であれば処方を受けることができます。ゼロマチクリニック天神では、いつでも院内在庫がございます。

最後に

エラワンは、緊急時に女性に安心を提供する大切な薬剤ですが、日常的な避妊方法としては適していません。普段からの避妊対策には、低用量ピルや避妊具を併用することが推奨されます。避妊に関して不安や疑問がある場合は、医師に相談し、最適な対策を講じてください。

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