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病院で電子マネーが使えない本当の理由とは?今後はキャッシュレス決済が使えるのが普通に!

病院で電子マネーが使えない本当の理由とは?今後はキャッシュレス決済が使えるのが普通に!

2021-05-03 Uncategorized
目次
  1. キャッシュレスに不満のない日本の現状
  2. 中小医療機関の経営難
  3. キャッシュレスの導入は、受診者体験をどう変える?

キャッシュレスに不満のない日本の現状

具合が悪くなったり、予防注射などのために医療機関を訪れる時、財布の中身は気になりませんか?もし足りなかったら、という場合に備えてATMでお金をおろしてから行く場合もあるでしょう。大きな病院では、カード払いができるところも増えてきてはいるようですが、一般にクリニックとも呼ばれる中小規模の医療機関では、現金払いがまだまだ主流のようです。

医療機関かどうかに関わらず、日本ではまだまだ決済手段として現金取引が主流です。キャッシュレスは、2020年のポイント還元事業により利用者は増えているという報告もありますが、総じて高い水準とは言えないようです。少し古いデータになりますが、厚生労働省による2015年のデータでは、諸外国がおよそ40%から60%であるのに比べて、日本のキャッシュレス決済の割合は低く、約20%に留まっています。

その要因は幾つかありますが、生活者が現金決済に大きな不満を感じないような環境が整っていることが大きいと考えられています。例えば、クリニックの受付でお金が不足していることに気づいても、近くにあるコンビニのATMなどで容易にお金を引き出せることができます。また、偽札を作りにくく、流通していないので、現金を安心して受け取ることもできるように、キャッシュレスを必要とする場面が限られていることが大きいと思われます。

しかし、2020年に入り、政府がポイント還元事業などを推進し、キャッシュレスに本腰を入れる中、カードや電子マネーなどの利用は増える傾向にあります。

中小医療機関の経営難

新型コロナウイルスの影響で、医療機関への受診者数が減り、一般診療所(クリニック)の倒産が増えているという事実は一般の人々にもニュースとして知られています。一方で、開院して年数の浅いクリニックの経営難は、構造的なものでもありました。

ひとつには開業に際して多くの設備投資に資金を必要とすることがあります。また、毎月の家賃や人件費がかさむと言うこともあります。そして診療報酬が、入金されるのは、請求してから2ヶ月後であり、支出が常に先行する中で、開業の際に得た融資を返済していかなければなりません。

クリニックの経営者は、できるだけ出費を抑えることが要請されます。キャッシュレス決済の導入には手数料がかかるため、どうしても神経質にならざるを得ないのです。手数料が3%台であると言うことが、クリニックにとって負担感となるわけです。カード支払いや電子マネーがクリニックで使えないのは、経営難を背景にした、経営者のリスク回避志向が大きいといえるでしょう。

キャッシュレスの導入は、受診者体験をどう変える?

クリニックのような医療機関にとって、キャッシュレス決済は、手数料の負担というデメリットばかりかというと、そうでもありません。例えば、受診者が手持ちの現金を持っていない場合に、キャッシュレス決済ができれば、未払いになるリスクを低減できます。

キャッシュレスの導入は、受診者にとって、大きな恩恵をもたらします。一つは、財布に入っている現金の金額を気にすることなく、医療機関に出向くことができます。それから、利用明細が電子的にデータとして残る場合が多いため、紙の利用明細がなくても、医療費にいつ、いくら使ったかを知ることができます。もちろん、ポイントがたまる、といった小さな楽しみもできます。

キャッシュレスは、このように既存の仕組みを使うだけでも、受診者体験を向上させます、でも、院内の会計で呼ばれるのを待ち、現金の代わりにカードや電子マネーを払うことから一歩進んで、会計なしの後払いが可能になったらどうでしょう? 会計の待ち時間がなくなり、早くクリニックを出て帰ることができるのです。テクノロジーを活用すれば、すぐにでも実現できることです。

ゼロマチクリニックでの受診体験

ゼロマチクリニック天神では、一貫した受診者ファーストの理念のもと、新型コロナ渦でも安心して来院できる仕組みを初めとし、土日診療や夜20:00までの診療時間、診察後すぐ薬局に行けるなど、 数多くの工夫を施しております。

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