はじめに
当院では、来院による診療に加えて、オンライン診療を実施しています。
主に、検査結果のご説明、継続しているお薬の処方、遠隔地にお住まいの方へのアフターピルの処方などでご利用いただいています。
オンライン診療は、来院に伴う時間的・地理的な負担を軽減できる便利な診療方法です。
一方で、オンライン診療では、内診、超音波検査、触診、血圧測定、採血などは行うことができません。対面診療と比較して、医師が確認できる情報には限界があります。
そのため、オンライン診療を予約できる場合であっても、すべての診療、検査結果の説明または処方を、オンラインのみで完結できるとは限りません。
症状、診療経過、検査結果、処方する薬剤などを踏まえ、医師が対面での診察や検査が必要と判断した場合には、予約をキャンセルさせていただき、来院をお願いしています。
また、医師の判断により、お薬を処方できない場合があります。
当院におけるオンライン診療の位置づけ
当院では、オンライン診療を 来院による診療を補完する付加的なサービス として位置づけております。
オンライン診療は、希望すれば、常に利用できるものではありません。
オンライン診療が医学的に適切かどうかは、受診者側の希望だけではなく、症状、診療内容、検査結果、これまでの経過などを踏まえて、医師が判断します。
来院診療とオンライン診療の双方を案内している場合でも、個別の診療について、オンラインでの対応や処方をあらかじめ確約するものではありません。
オンライン診療の予約後や、オンライン診療を開始した後であっても、医師が対面診療を必要と判断した場合には、オンラインでの診療を終了し、ご来院をお願いすることがあります。
来院をお願いする場合
以下のような場合には、オンライン診療を希望されていても、来院による診察をお願いすることがあります。
内診、超音波検査、触診、血圧測定、採血などが必要な場合
症状の変化や悪化があり、オンライン診療だけでは十分な判断ができない場合
検査結果の内容から、対面での診察や追加検査が必要と判断した場合
検査結果について、診察とあわせた説明が必要と判断した場合
お薬の継続または変更にあたり、対面での確認が必要な場合
本人確認や通信環境に問題があり、安全に診療を実施できない場合
その他、医師がオンライン診療での対応が適切ではないと判断した場合
オンライン診療による対応が適切ではないと医師が判断した場合には、オンラインでの説明や処方のみを希望されても、対応できないことがあります。
検査結果の説明について
検査結果については、結果が正常であり、オンライン診療で安全かつ適切に説明できると医師が判断した場合には、オンライン診療をご利用いただけることがあります。
一方で、検査結果に異常がある場合や、診察、追加検査、治療方針の検討が必要な場合には、ご来院をお願いすることがあります。
検査を受けた時点や、オンライン診療を予約した時点では、その後の結果説明をオンラインで実施できるかどうかを確約することはできません。
検査結果の内容を確認したうえで、医師が説明方法を判断します。
「オンライン診療を利用できると案内された」「オンライン診療を予約できた」ということは、検査結果の内容にかかわらず、オンラインで結果説明を受けられることを意味するものではありません。
お薬の処方について
オンライン診療では、これまでと同じお薬の継続処方や、一定の条件を満たす場合の処方に対応できることがあります。
ただし、お薬の処方は、希望があれば必ず行うものではありません。
診療経過、症状、検査結果、副作用の可能性、処方期間、対面診療の実施状況などを踏まえ、医師が処方の可否を判断します。
以下のような場合には、処方を行わず、来院をお願いすることがあります。
お薬を安全に継続できるか確認が必要な場合
血圧測定、採血、超音波検査などが必要な場合
症状が変化している場合
副作用が疑われる場合
長期間、対面での診察を受けていない場合
医師がオンライン診療での処方が適切ではないと判断した場合
手持ちのお薬が少ない場合であっても、医学的に対面診療が必要と判断した場合には、オンラインで処方できないことがあります。
余裕をもってご予約くださいますようお願い申し上げます。
オンライン診療の利用条件
当院では、オンライン診療を円滑に実施できる方に限って、オンライン診療をご利用いただいています。
オンライン診療の実施には、患者さんご自身で、対応する端末、通信環境、カメラ、マイクなどをご準備いただく必要があります。
通信環境、端末の設定、ブラウザの設定、マイナンバーカードの読み取りなどに問題がある場合には、オンライン診療をご利用いただけないことがあります。
当院では、通信機器や端末の設定に関する個別のサポートは行っていません。
また、通信障害やシステム上の不具合が発生した場合に、電話などの別の方法へ切り替えて診療を行うことも原則として行っていません。
接続や利用に支障が繰り返し発生する場合には、以後のオンライン診療をお断りし、来院による診療をご案内することがあります。
本人確認について
オンライン診療をご利用いただく際は、マイナ在宅受付WEBにて、マイナンバーカードの読み取りによる本人確認をお願いしています。
マイナンバーカードの読み取りが正常に行えない場合や、対応する端末または利用環境が整っていない場合には、オンライン診療をご利用いただけません。
本人確認が完了していない場合には、予約済みであっても診療を実施できないことがあります。
あらかじめ、ご自身の端末が対応していることをご確認ください。
オンライン診療で使用するツール
オンライン診療には、以下のツールを利用します。
Wherebyは、SafariやGoogle ChromeなどのWebブラウザから利用できます。
アプリのインストールは原則として不要ですが、診療時にはカメラとマイクをオンにしていただく必要があります。
端末やブラウザによっては、あらかじめカメラおよびマイクの利用許可を設定する必要があります。
オンライン診療を開始する前に、映像と音声が正常に利用できることをご確認ください。
端末、ブラウザ、カメラ、マイクなどの設定は、ご自身で行っていただく必要があります。当院では、個別の設定方法についてのサポートは行っていません。
接続できない場合
予約時間になっても接続できない場合、当院側でも一定時間は入室をお待ちします。
ただし、診療の予約状況により、3〜5分程度を経過しても接続が確認できない場合には、予約をキャンセルとして取り扱うことがあります。
通信環境や端末の不具合など、受診者側の事情により診療を開始できなかった場合も同様です。
再度診療を希望される場合には、改めて予約をお取りください。
オンライン診療の中断について
オンライン診療中に、映像や音声が途切れる、本人確認ができない、十分な意思疎通ができないなど、診療を安全に継続できない状態となった場合には、診療を中断することがあります。
この場合、処方や検査結果の説明を行わず、来院による診療をお願いすることがあります。
通信が一時的に切断された場合でも、その後の予約状況によっては、診療を再開できないことがあります。
費用について
オンライン診療では、診察料、処方に関する費用、システム利用料、送料などが発生する場合があります。
オンライン診療が途中で中断となった場合や、診察の結果としてお薬を処方しなかった場合であっても、医師による診察が行われた場合には、診察にかかる費用が発生します。
「希望したお薬が処方されなかった」「来院を案内された」という理由で、診察料が発生しないわけではありません。
具体的な費用は、診療内容によって異なります。
当院の基本方針
当院では、オンライン診療を、単に来院せずにお薬を受け取るためのサービスとは考えていません。
利便性は重要ですが、医学的な安全性や診療の質よりも、患者さんの利便性を優先することはありません。
オンライン診療で対応できるかどうか、検査結果をオンラインで説明できるかどうか、お薬を処方できるかどうかについては、医師が医学的に判断します。
オンライン診療で対応できない場合に来院をお願いすることは、診療上必要な対応であり、予約システムの不具合や当院の手続上の不備を意味するものではありません。
オンライン診療を希望される場合には、以上の方針をご理解いただいたうえでご予約ください。
当院の方針に同意いただけない場合や、オンライン診療のみで継続的に診療が完結することを希望される場合には、ご希望に合う他の医療機関への受診もご検討ください。