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13トリソミー(パトー症候群)とは?

1. 13トリソミー(パトー症候群)とは?

13トリソミー、別名パトー症候群は、13番染色体が3本存在することによる遺伝子疾患です。 この異常は、重度の知的障害や多くの身体的異常を伴います。

2. 発生頻度と原因

発生頻度

13トリソミーは出生児5,000〜12,000人に1人の割合で発生する稀な染色体異常症です。
通常、過剰な13番染色体は母親由来であり、母体年齢が高くなるにつれてリスクが高まります。

原因

  • 染色体の重複3番目の染色体が全長または一部が重複することで、細胞内の染色体の数が増え、遺伝子の量がアンバランスになります。

  • 偶発的な変異多くの場合、この染色体異常は偶発的に発生し、両親が同様の染色体異常を持っているわけではありません。

  • 母体年齢の影響母体年齢が高くなるにつれて、13トリソミーのリスクが高まることが知られています。

3. 主な症状と特徴

症状

13トリソミーの症状は多岐にわたり、以下のような特徴があります。

  • 身体的特徴:小頭症、頭皮欠損、小眼球症、口唇裂・口蓋裂、耳介形態異常、多指症など

  • 中枢神経系:全前脳胞症(左右の大脳半球が分離しない)、けいれんなど

  • 呼吸器系:無呼吸発作(長時間呼吸がない状態)、咽頭・気管軟化症

  • 心臓:心室中隔欠損、動脈管開存、心房中隔欠損などの先天性心疾患

  • 泌尿器系:腎臓の形態異常、停留精巣、小陰茎など

  • 内分泌系:甲状腺機能低下症、遷延性低血糖

  • その他:難聴、知的障害、胃食道逆流症など

診断

出生前診断

  • 胎児の超音波検査や母親の血液検査(非侵襲的出生前スクリーニング:NIPT)で異常が疑われた場合、絨毛採取や羊水穿刺を行い確定診断を行います。

出生後診断

  • 乳児の外見から13トリソミーが疑われる場合、血液検査で染色体を分析して確定診断を行います。

治療

13トリソミーに対する特別な治療法はありません。治療は主に対症療法であり、それぞれの合併症に対して個別に対応します。

  • 心臓の異常に対する手術

  • 呼吸管理(酸素投与や人工呼吸器)

  • 栄養管理(経管栄養や胃ろう造設)など

予後

13トリソミーの予後は非常に厳しいです。約80%の患児は生後1カ月以内に死亡し、生後1年以上生存できる割合は10%未満です。
ただし、一部の症例では10年以上生存する場合もあります。

13トリソミーは重度の先天異常を伴う疾患であり、早期の診断と適切な医療ケアが重要です。患者とその家族に対する包括的なサポートが必要とされます。
13トリソミーを持つ子どもの症状や合併症は個人差が大きいため、それぞれの状態に応じたカスタマイズされたフォロープランが必要です。 医療チーム、療育専門家、そして家族が協力して、子どもの成長と発達を支援することが重要になります。

4. ゼロマチクリニック天神ではNIPTを実施しています

ゼロマチクリニック天神では出生前診断の一つであるNIPTを実施しています。詳しい内容についてはこちらの記事をご参照ください。
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