先日放送のフジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」第5話で主人公の元恋人の死因が【子宮頸がん】であることが描かれ、X(旧Twitter)でも一時トレンド入りするなど話題となりました。
子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部に発生するがんです。子宮がんの一種ですが、子宮体部にできる子宮体がんとは異なります。子宮頸がんは20代後半から発症が増加し、若い世代でも発症する可能性があるのが特徴です。一生のうちで子宮頸がんになる人は、1万人あたり132人で、これは1クラス=約35人の女子クラスとして換算した場合、2クラスに1人くらいは子宮頸がんになる計算です。そして、子宮頸がんによって、毎年およそ1.1万人が亡くなっています。 子宮頸がんの主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。HPVは性行為によって感染するウイルスで、多くの人が一生に一度は感染すると言われています。しかし、HPVに感染しても多くの場合は自然に排除されます。ただし、一部の人では感染が持続し、やがて子宮頸がんに進行する可能性があります。
子宮頸がんの原因となるHPVについてはこちらご参照ください
HPV(ヒトピローマウイルス)ってどんなウイルス?子宮頸がんとの関係は?
子宮頸がんの種類
子宮頸がんは、発生する場所によって主に2つのタイプに分けられます
扁平上皮がん:子宮頸部の入り口にある粘膜組織の扁平上皮細胞から発生します。子宮頸がんの中で最も多いタイプです。
腺がん:子宮体部近くにある腺組織の円柱上皮細胞から発生します。このタイプは検診で発見しにくく、転移しやすい特徴があるため、治療が難しいとされています。
子宮頸がんの症状
子宮頸がんの初期段階ではほとんど症状がありません。しかし、進行すると以下のような症状が現れることがあります。
性交時の出血
月経以外の不正出血
おりものの増加や変化(濃い茶色や膿のようなおりもの、水っぽいおりもの)
これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診することが重要です。
HPVワクチンの重要性
HPVワクチンは、子宮頸がんの主な原因であるHPV感染を予防するためのワクチンです。このワクチンは、HPVに感染する前に接種することで、子宮頸がんの発症リスクを大幅に減らすことができます。ただし、HPVワクチンを接種しても、子宮頸がんの発症を100%抑えることはできません。そのため、20歳以上の女性は定期的に子宮頸がん検診を受ける必要があります。HPVワクチン接種と定期的な検診を組み合わせることで、より効果的に子宮頸がんを予防できます。
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)についてはこちらもご覧ください
子宮頸がん検診について
子宮頸がん検診は、20歳以上の女性を対象に実施されています。子宮頸がん検診は女性の健康を守るうえで非常に重要な役割を果たしています。早期発見・早期治療のためにも定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。
検診内容は、問診・視診・内診・子宮頸部の細胞診です。
検診は定期的に受けることが重要です。子宮頸がんは、正常でない細胞が浸潤がんになるまでに2~3年かかると言われています。
定期的な検診によって、がんになる前の段階で異常を発見し、早期治療につなげることができます。
子宮頸がん検診について詳しくはこちらをご参照ください
子宮頸がん検診っていくらかかるの?どんなことするの?
ゼロマチクリニック天神では子宮頸がん検診・HPVワクチン接種を行っています。
自治体では子宮頸がん検診の一部負担やHPVワクチンの公費接種の取り組みを行っており、ゼロマチクリニック天神は実施可能な医療機関です(HPVワクチンは公費対象外の方も自費で接種いただけます) ご希望の方はLINE予約またはWEB予約よりご予約ください。
参考
福岡市「子宮頸がん予防ワクチン接種について」
けんしんナビ
福岡市「子宮頸がん・乳がん検診無料クーポン券について」
子宮頸がんは2024年のドラマ「海のはじまり」のほか、2017年のドラマ「コウノドリ」でも話題となり、ドラマの影響力を通じて、子宮頸がんの早期発見や予防の重要性について多くの人々が関心を持つきっかけとなりました。
子宮頸がんは予防可能ながんの一つです。
HPVワクチン接種と定期的な検診を組み合わせることで、効果的に予防できます。「海のはじまり」のエピソードを通じて、子宮頸がんの怖さと予防の重要性を感じた方は、ぜひこの機会にHPVワクチン接種と定期的な検診を検討してください。自分自身や大切な人を守るために、正しい情報を得て行動することが大切です。 子宮頸がんに関する疑問や不安がある場合は、婦人科医や産婦人科医に相談することをおすすめします。
早期発見・早期治療が、子宮頸がんから身を守る最も効果的な方法です。