DERMATOLOGY · Urticaria
じんましん
じんましんは、皮膚に境界のはっきりした赤みと膨らみ(膨疹)が突然出現し、多くは数十分〜24時間以内に跡形なく消える病気です。強いかゆみを伴います。
AT A GLANCE
要点
主な症状
膨疹・かゆみ・24時間以内に消退
原因
食物・薬剤・感染・物理刺激・不明も多い
治療
抗ヒスタミン薬・原因回避
緊急対応
呼吸苦・喉の腫れは救急受診
SECTION 01
分類
急性じんましん
発症から 6週間以内。感染・食物・薬剤が誘因となることが多い
慢性じんましん
6週間以上続く。多くは原因不明(特発性慢性じんましん)
物理性じんましん
圧迫・寒冷・温熱・日光・振動・水などの物理的刺激で誘発
コリン性じんましん
運動・入浴・発汗などによる体温上昇で誘発
SECTION 02
原因
- 食物(卵・エビ・カニ・ソバ・小麦・ナッツなど)
- 薬剤(抗菌薬・解熱鎮痛薬・造影剤など)
- 感染症(かぜ・扁桃炎などの後)
- 物理刺激(圧迫・寒冷・温熱・日光・振動)
- 運動・発汗(コリン性)
- ストレス・疲労
- 原因不明(特に慢性例)
SECTION 03
症状
境界のはっきりした赤みを伴う膨らみ(膨疹)が体の一部または全身に突然出現します。強いかゆみを伴い、大きさや形は様々です。多くは数十分〜24時間以内に跡形なく消えますが、また別の場所に新たに出現することがあります。
呼吸苦、喉の詰まり感、声のかすれ、腹痛、意識障害を伴う場合はアナフィラキシーの可能性があります。速やかに救急要請してください。
SECTION 04
検査・診断
問診で発症状況・誘因・持続時間・随伴症状を詳しくお伺いします。急性で明らかな誘因がある場合は原因物質を推定します。慢性例では血液検査で背景疾患の除外を行うこともあります。
SECTION 05
治療
抗ヒスタミン薬
第一選択。効果不十分なら増量や種類の変更を検討
ステロイド薬
重症・急性期に短期間使用
生物学的製剤
難治性慢性じんましんに対し使用(オマリズマブ等)
原因回避
食物・薬剤・物理刺激など、明らかな誘因は避ける
慢性じんましんは長引くことがありますが、抗ヒスタミン薬を継続することで多くの方はコントロールできます。自己判断で中断せず、医師の指示に従ってください。
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