ロゴの画像

蕁麻疹

概要

蕁麻疹とは皮膚に赤く盛り上がった円形の膨疹ができ、時間がたつと自然に消滅するのが特徴の病気です。突然強いかゆみとともに症状が現れるのが特徴です。悪化や慢性化するケースも有るため、正しい対処法を理解しておく必要があります。

原因

蕁麻疹には「アレルギー性蕁麻疹」「非アレルギー性蕁麻疹」の2種類があります。アレルギー性蕁麻疹は薬剤や食べ物、花粉、ハウスダスト等のアレルゲンが原因となりおこります。食べ物に関しては、特定の発症する可能性のある食品を食べても毎回発症するわけではなく、その日の体調によって症状が出ない場合もあります。非アレルギー性蕁麻疹は物理的な刺激や気温等の周りの環境が起因して発症します。

症状

虫刺されのように皮膚が赤く盛り上がり強いかゆみが生じます。大きさは様々で家に刺された程度のものから地図上に拡がることもあります。多くは数時間以内には自然に消滅しますが、一日近く症状が続く場合もあります。慢性的な蕁麻疹の場合は夕方から夜にかけて発症することが多いとされています。アレルギー性蕁麻疹の場合はアレルゲンに接触してから数分後〜2時間後に症状が出ることが多いとされています。

治療法

抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬を用いて治療します。原因が特定できない場合も多いですが、日頃の生活の中で蕁麻疹が起きた経験をもとに、原因と考えられる物を探しそれを避けるようにすることも重要です。かゆみが強く、患部をかき症状が悪化してしまう場合はステロイド外用剤を併用し対処することもあります。

予防・対策

アレルギー性蕁麻疹であれば特定の食物や物質を避けることで発症を防ぐことができます。原因不明の蕁麻疹が起きる場合は日頃の生活環境の改善が発症予防に効果があるとされています。ストレスや睡眠不足、疲労の蓄積等が発症に繋がる場合もあるため、規則正しくストレスがかからない生活を心がけるのが大切です。

参考・引用

ヒフノコトサイト:「蕁麻疹」の症状・治療法【症例画像】
公益社団法人 日本皮膚科学会:皮膚科Q&A 蕁麻疹
Doctors File:蕁麻疹